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神戸 戸建て 相場 — 9区5,535件の成約データで読む中心と郊外の二極構造

兵庫県神戸市9区(東灒・灒・中央・兵庫・北・長田・須磨・垂水・西)の戸建て(宅地・土地と建物)成約価格中央値は2,742万円(N=5,535・2021-2025年)。坪単価中央値は62.3万円/坪、敷地面積中央値は124.9m²。中心5区は3,493万円・坪単価133.3万円/坪と狭地高単価、周辺4区は2,499万円・49.3万円/坪と広地低単価で二極化。築0-10年の3,725万円から築31年超の1,361万円へ-63.5%。国土交通省の成約データ5,535件を集計し、区別・築年・建築年代・敷地面積・駅別・年次推移・県内比較の7軸で神戸戸建て相場を読み解く。

更新: 2026-07-23

このレポートの要点

  • 中心5区と周辺4区の二極構造+39.8%

    神戸市9区は中心5区(東灘・灘・中央・兵庫・長田)と周辺4区(北・西・須磨・垂水)で構造が二極化する。中心5区は総額中央値3,493万円・坪単価133.3万円/坪・面積80m²・築年21年。周辺4区は総額2,499万円・坪単価49.3万円/坪・面積155m²・築年26年。総額差は+39.8%だが、坪単価差は2.7倍、面積は周辺4区が1.94倍広い。総額が近いように見えても、中心部は「狭い土地・高い単価」、周辺部は「広い土地・安い単価」と正反対の構造。

    N=1,770 / 周辺4区3,765
  • 築年帯別総額・坪単価-63.5%

    築年が進むほど総額中央値は下落する。築0-10年は3,725万円(坪単価106.7万円/坪・N=1,700)、築11-20年で2,999万円(67.4万円/坪・N=732)、築21-30年で2,458万円(59.7万円/坪・N=1,268)、築31年超は1,361万円(31.0万円/坪・N=1,835)。築0-10年から築31年超への総額下落率は-63.5%、坪単価下落率は-71.0%。築31年超が全体の33.2%を占め戸建てストックの厚い帯、築0-10年は30.7%で近年の供給も堅調。

    N=1,700 / 築11-20年732 / 築21-30年1,268 / 築31年超1,835
  • 建築年代別分布+22.9%

    神戸市戸建ての建築年代別シェアは、1990年代築が1,293件(23.4%)で最大。次いで2020年代築1,268件(22.9%)、1980年代築809件(14.6%)、2000年代築789件(14.3%)、2010年代築637件(11.5%)、1970年代築531件(9.6%)、1960年代以前208件(3.8%)。1990年代と2020年代がほぼ並び2大ピーク。1970年代以前の築40年超候補は13.4%(739件)。2020年代の急増は西神・学園都市・北区等のニュータウン開発と建て替え需要を反映。

    N=5,535
  • 面積帯別総額+9.6%

    戸建て特有の構造として、土地面積帯別の総額中央値はほぼ揺がない。100m²未満は2,582万円(面積中央値66.0m²・N=1,764)、100-150m²は2,788万円(116.8m²・N=1,484)、150-200m²は2,800万円(173.4m²・N=1,140)、200m²超は2,829万円(230.0m²・N=1,147)。最大の200m²超と最小の100m²未満で総額差は+9.6%しかない。広い戸建ては郊外・土地単価の安い地域に多く、狭い戸建ては中心部・単価の高い地域に集中するため、広さが変わっても総額が揃う。坪単価で見て初めて立地の差が読める。

    N=1,764 / 100-150m²1,484 / 150-200m²1,140 / 200m²超1,147

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詳しい解説を読む

神戸市の戸建て相場はいくらか

結論から言うと、神戸市9区(東灘・灘・中央・兵庫・北・長田・須磨・垂水・西区)の戸建て成約価格中央値は2,742万円です(2021〜2025年・国土交通省 不動産取引価格情報 成約価格情報・N=5,535)。坪単価中央値は62.3万円/坪、m²単価中央値は18.9万円/m²。対象は兵庫県神戸市9区のみで、明石市・西宮市・三田市など神戸市外の物件は含みません。

ここで言う「相場」とは、実際に売買が成立した価格(成約価格)の中央値です。国土交通省「不動産取引価格情報」のうち、REINSから毎週公表される成約価格情報(宅地=土地と建物の一戸建て)を使います。売り出し価格ではなく成約ベースである点が重要です——売り出し価格は値下げ交渉を見込んで高めに設定されることが多く、成約価格のほうが実態に近いからです。戸建ては建物と土地のセット価格であり、マンションのように専有面積だけで語れない点にも注意が必要です。

神戸市9区の成約価格は中央値2,742万円を挟んで広く分布します。P25が1,619万円、P75が3,786万円、P90は4,841万円、下位10%点(P10)は696万円。半分の物件が1,619万円〜3,786万円の間に収まる一方、P90は4,841万円に達し、同じ「神戸市」でも4,000万円超の山手の戸建てと1,000万円台の築深い郊外戸建てが混在します。敷地面積中央値は124.9m²(約38坪)、築年中央値は24年で、築年が進んだストックと近年の新興住宅地の供給が混在する地域です。

区別で読む戸建て価格 — 中心5区と周辺4区の二極構造

神戸市9区を区別で見ると、総額で最も高いのは東灘区の4,380万円、次いで灘区4,298万円、中央区4,000万円。最も安いのは長田区1,924万円、北区2,300万円と続きます。最高の東灘区と最低の長田区では2.28倍の開きがあります。

総額中央値 坪単価中央値 敷地面積中央値 築年中央値 N
東灘区 4,380万円 164.5万円/坪 86m² 18年 524
灘区 4,298万円 179.5万円/坪 75m² 16年 366
中央区 4,000万円 155.2万円/坪 75m² 19年 131
兵庫区 2,888万円 117.1万円/坪 70m² 20年 288
須磨区 2,874万円 63.1万円/坪 122m² 26年 573
西区 2,700万円 53.4万円/坪 175m² 27年 966
垂水区 2,486万円 61.1万円/坪 116m² 24年 1,010
北区 2,300万円 38.9万円/坪 180m² 24年 1,216
長田区 1,924万円 69.2万円/坪 80m² 26年 461

この表で最も読み取れるのは、総額の順位と坪単価の順位が必ずしも一致しない点です。長田区は総額こそ最も安いものの坪単価69.2万円/坪で、西区53.4万円/坪・北区38.9万円/坪より高い。これは長田区が中心市街地に近く土地が狭く単価が高い一方、北区・西区は郊外で土地が広く単価が安いためです。

区を2つの群に分けると構造が鮮明になります。中心5区(東灘・灘・中央・兵庫・長田)は総額中央値3,493万円・坪単価133.3万円/坪・敷地面積80m²・築年21年。周辺4区(北・西・須磨・垂水)は総額2,499万円・坪単価49.3万円/坪・敷地面積155m²・築年26年。総額差は+39.8%ですが、坪単価差は2.7倍、敷地面積は周辺4区が1.94倍広い。つまり総額が近いように見えても、中心部は「狭い土地・高い単価」、周辺部は「広い土地・安い単価」と正反対の構造です。神戸市の戸建て相場を読むには、総額だけでなく坪単価と敷地面積を合わせて見ることが欠かせません。

築年で価格はどう変わる — 築0-10年の3,725万円から築31年超の1,361万円へ

築年が進むほど総額中央値は下落します。築0-10年の総額中央値は3,725万円(坪単価106.7万円/坪・N=1,700)。築11-20年で2,999万円(67.4万円/坪)、築21-30年で2,458万円(59.7万円/坪)、そして築31年超は1,361万円(31.0万円/坪・N=1,835)まで下がります。築0-10年から築31年超への総額下落率は**-63.5%で、坪単価で見ると106.7万円/坪から31.0万円/坪へ-71.0%**。坪単価の下落幅が総額より大きいのは、築31年超の物件に敷地面積の大きい郊外戸建てが多く含まれ、面積当たり単価が一層下がるためです。

築年帯 総額中央値 坪単価中央値 敷地面積中央値 N
0-10年 3,725万円 106.7万円/坪 115m² 1,700
11-20年 2,999万円 67.4万円/坪 148m² 732
21-30年 2,458万円 59.7万円/坪 123m² 1,268
31年超 1,361万円 31.0万円/坪 146m² 1,835

戸建ては建物より土地の資産価値が大きく、築年だけで単純に決まらない面があります。それでも築31年超の総額1,361万円は、築0-10年の3,725万円と比べて4割強にまで縮む計算です。築31年超の坪単価31.0万円/坪は、築0-10年の106.7万円/坪の約3割の水準で、古い戸建ては土地価値に近い価格で取引される傾向が読めます。

坪単価で読み解く築年別の価値

総額だけでなく坪単価で見ると、築年の影響がよりはっきり現れます。築0-10年の坪単価中央値は106.7万円/坪、築11-20年で67.4万円/坪、築21-30年で59.7万円/坪、築31年超で31.0万円/坪。築11-20年から築21-30年への下落は-11.4%と比較的緩やかですが、築21-30年から築31年超へは-48.1%と加速します。築30年を境に坪単価の下落が急になる構造です。

これは建物の資産価値が築30年前後でほぼ減価し、それ以降は土地価値が価格の大部分を占めるようになるためと考えられます。売り手にとって「築何年で売るか」は坪単価に直結し、結果として総額にも影響します。ただし個別の物件価格は立地・接道・建物の状態で決まり、築年だけで一義的に決まるわけではありません。本稿の数値は2021-2025年の成約データに基づく過去の事実であり、将来の価格を保証するものではありません。

神戸市の戸建ては何年築が多いか

建築年代(10年単位)で分布を見ると、神戸市戸建ての供給史が浮かび上がります。1990年代築が1,293件(23.4%)で最大。僅差で**2020年代築が1,268件(22.9%)**と2番手に続き、1980年代築809件(14.6%)、2000年代築789件(14.3%)、2010年代築637件(11.5%)、1970年代築531件(9.6%)、1960年代以前208件(3.8%)の順です。

建築年代 件数 シェア 総額中央値
2020年代築 1,268 22.9% 3,800万円
2010年代築 637 11.5% 3,504万円
2000年代築 789 14.3% 2,818万円
1990年代築 1,293 23.4% 2,300万円
1980年代築 809 14.6% 1,666万円
1970年代築 531 9.6% 701万円
1960年代以前 208 3.8% 482万円

注目すべきは1990年代と2020年代がほぼ並ぶ2大ピークである点です。2020年代の急増は、西神・学園都市・北区などニュータウンでの宅地開発と、バブル期ストックの建て替え需要が重なった結果と読めます。一方、1970年代以前の築40年超候補は**全体の13.4%(739件)**に上り、これらが今後10年で築50年超へと進行するため、建替え需要のポテンシャルは大きい地域です。1990年代築は築25年前後で総額2,300万円、2020年代築は3,800万円と、同じ戸建てでも建築年代で1.65倍の開きがあります。

敷地面積で見る戸建ての価格構造 — 広さが変わっても総額は揃う

戸建てならではの特徴が、敷地面積(土地面積)別の総額中央値に現れます。100m²未満は2,582万円(敷地面積中央値66.0m²・N=1,764)、100-150m²は2,788万円(116.8m²・N=1,484)、150-200m²は2,800万円(173.4m²・N=1,140)、200m²超は2,829万円(230.0m²・N=1,147)。最大の200m²超と最小の100m²未満を比べても、総額差はわずか**+9.6%**しかありません。

敷地面積帯 総額中央値 敷地面積中央値 N
100m²未満 2,582万円 66.0m² 1,764
100-150m² 2,788万円 116.8m² 1,484
150-200m² 2,800万円 173.4m² 1,140
200m²超 2,829万円 230.0m² 1,147

マンションなら「広いほど高い」のが基本ですが、神戸市の戸建てではこの関係が成立しません。理由は、広い戸建てが土地単価の安い郊外(北区の敷地面積中央値180m²・西区175m²)に多く、狭い戸建てが土地単価の高い中心部(灘区75m²・中央区75m²)に集中するためです。敷地面積が3倍以上違っても、立地の単価差が相殺して総額が揃う。だからこそ**「総額」よりも「坪単価」で立地の良さが読める**というのが、戸建て相場の特徴です。坪単価で見ると、北区38.9万円/坪・西区53.4万円/坪に対し灘区179.5万円/坪・東灘区164.5万円/坪と、立地の差が明確に数字に現れます。

駅別で読む沿線ごとの相場 — 山手・西神・山陽・神鉄

件数が20件以上ある駅で沿線ごとの傾向を読むと、神戸市の鉄道網が戸建て価格を形作っていることが分かります。山手(阪急・JR)沿いが最も高く、御影(阪急)が5,200万円(築18年・N=89)、六甲4,500万円(築15年・N=124)、王子公園4,000万円(築16年・N=99)。阪急御影・六甲・岡本エリアは神戸有数の住宅地として知られ、築が比較的新しく坪単価も高い構造です。

地下鉄西神・山手線沿いは、ニュータウンの新旧で価格が分かれます。学園都市3,800万円(築11年・N=142)・西神南4,000万円(築22年・N=89)と新しいエリアは高水準。一方、西神中央は3,200万円(築32年・N=321)で西神ニュータウンの中心ながら築が進み、名谷は2,883万円(築26年・N=226)。ニュータウンの開発時期が現在の築年構造と単価水準を決めています。

JR山陽線(海側)沿いは手頃な水準が並びます。垂水2,300万円(築26年・N=365)・明石2,200万円(築21年・N=181)・舞子2,500万円(築22年・N=128)。神鉄北側はさらに安く、鈴蘭台1,600万円(築29年・N=163)・塩屋(兵庫)1,600万円(築36年・N=78)と築が進み低価格帯。駅別で見ると「山手の高単価・西神の新旧二層・山陽海側の中庸・神鉄北側の築深」の4層構造が、神戸市の戸建て相場を地域別に分けています。

相場は上がっているのか — 2021-2025年次推移

直近5年間の推移を見ると、神戸市の戸建て相場は緩やかに上がっています。2021年の中央値は2,609万円(N=917)でしたが、2022年は2,783万円(N=942)、2023年は2,713万円(N=1,036)、2024年は2,700万円(N=1,079)。2021年から2024年で**+3.5%**とほぼ横ばいで、2022年に一旦上がった後2023〜2024年に小康状態が続きました。

総額中央値 築年中央値 N
2021年 2,609万円 21年 917
2022年 2,783万円 23年 942
2023年 2,713万円 26年 1,036
2024年 2,700万円 26年 1,079
2025年 2,861万円 24年 1,561

2025年の2,861万円(N=1,561)は直近年で、2021年比+9.7%と高めですが、公表ラグによって報告の早い地域・物件に偏る可能性があるため、トレンド判断は2021〜2024年の比較を主軸にするのが安全です。この期間、築年中央値は21年から26年へと古くなったにもかかわらず総額は+3.5%を保っており、物件の築年構成が上がって中央値が下がったわけではないことが読めます。ただし、今後も上がり続けることは保証されません——上昇は過去の事実であって、未来の予測ではありません。

兵庫県内での位置 — 阪神と播磨の間の神戸

神戸市9区の戸建て総額中央値2,742万円は、兵庫県内で阪神地域と播磨地域の中間に位置します。阪神4市(芦屋・西宮・宝塚・伊丹)は3,607万円(坪単価96.8万円/坪・N=3,226)で神戸市の1.31倍。播磨3市(姫路・加古川・高砂)は1,653万円(35.6万円/坪・N=2,453)で神戸市の0.60倍。尼崎市は2,877万円(111.0万円/坪・N=1,546)で神戸市に近い水準です。

地域 総額中央値 坪単価中央値 N
阪神4市(芦屋・西宮・宝塚・伊丹) 3,607万円 96.8万円/坪 3,226
神戸市9区 2,742万円 62.3万円/坪 5,535
尼崎市 2,877万円 111.0万円/坪 1,546
播磨3市(姫路・加古川・高砂) 1,653万円 35.6万円/坪 2,453

個別市で見ると、芦屋市の5,878万円が県内最高、高砂市の1,176万円が最低で約5倍の開きがあります。神戸市は県央の中心都市として、坪単価で阪神地域に次ぎ播磨地域を上回る水準にあります。同じ兵庫県でも、阪神(大阪ベッドタウン)・神戸(県央中心)・播磨(姫路圏)で戸建て相場の階層が明確に分かれている構造です。神戸市内で物件を探す読者は、この県内位置を念頭に、予算と希望エリアの組み合わせを検討すると現実的な相場観が持ちやすくなります。

まとめ — 神戸の戸建てを読む4つの視点

神戸市の戸建てを検討する読者への示唆をまとめます。第一に、総額2,742万円を中心に、区別で2.28倍の開き(東灘区4,380万円〜長田区1,924万円)があること。第二に、中心5区と周辺4区で「狭地高単価」と「広地低単価」の二極構造があり、総額が近くても坪単価は2.7倍違うため、坪単価と敷地面積を合わせて見る必要があること。第三に、築年が価格に与える影響が大きく、築0-10年3,725万円から築31年超1,361万円へ-63.5%、坪単価は-71.0%。築30年を境に坪単価の下落が加速します。第四に、駅別で山手(阪急・JR)・西神(地下鉄)・山陽(海側)・神鉄(北側)の4層構造があり、沿線と開発時期が現在の相場を形作っています。

また神戸市の戸建ては、敷地面積が変わっても総額が揺れない(+9.6%)という戸建て特有の性質があり、「総額」より「坪単価」で立地の良さを読むのが実務的です。直近4年(2021-2024)は+3.5%の緩やかな上昇傾向でしたが、2025年データは公表ラグの影響を受けるため、今後の動向は四半期ごとの成約データで継続確認することが合理的です。本稿の数値はすべて2021-2025年の成約データに基づく過去の事実であり、将来の価格を保証するものではありません——購入・売却の判断では、最新の成約事例と専門家の査定を併せて参照してください。詳しくは兵庫県の不動産相場ページ、または無料査定を依頼からご相談ください。

集計条件: 出典=国土交通省「不動産取引価格情報」成約価格情報(REINS週次公表・宅地=土地と建物の一戸建て)/集計期間=2021年第1四半期〜2025年第4四半期(N=5,535)/単位=総額(万円)・坪単価(万円/坪・1坪=3.30578m²)・m²単価(万円/m²)の中央値/total_priceがNULLまたは0の行は除外/建築年が成約年より未来のレコードは除外/対象は兵庫県神戸市9区(東灘・灘・中央・兵庫・北・長田・須磨・垂水・西区)/坪単価は tsubo_price 列、m²単価は unit_price 列、敷地面積は area_sq_m 列(戸建ては土地面積を指す)/区別・駅別・築年帯・面積帯はすべて中央値/2025年データ(2,861万円・N=1,561)は公表ラグによる地域偏りの可能性があるため、トレンド主軸は2021-2024年

出典: 国土交通省 不動産取引価格情報(成約価格情報)

検証済みファクト

summary

  • #1神戸市神戸市9区の戸建て(宅地・土地と建物)成約データ5,535件(2021-2025年)で、総額中央値は2,742万円。坪単価中央値は62.3万円/坪、m²単価中央値は18.9万円/m²。下位25%帯(P25)は1,619万円、上位25%帯(P75)は3,786万円、上位10%点(P90)は4,841万円。土地面積中央値は124.9m²(約38坪)、築年中央値は24年。戸建ては建物と土地のセット価格である点がマンションと異なる。
    5,535(成約件数)2,742円(総額中央値)1,619円(P25(下位25%))3,786円(P75(上位25%))4,841円(P90(上位10%点))696円(P10(下位10%点))62.3円(坪単価中央値)18.9円(m²単価中央値)124.9(土地面積中央値)24(築年中央値)N=5,535

    条件: 神戸市9区・宅地(土地と建物)・成約価格情報・2021Q1〜2025Q4・建築年≤成約年

ward

  • #2区別総額・坪単価区別で見ると東灘区が4,380万円(坪単価164.5万円/坪)で最高、灘区4,298万円(179.5万円/坪)、中央区4,000万円(155.2万円/坪)と続く。最低は長田区1,924万円(69.2万円/坪)、北区2,300万円(38.9万円/坪)。最高の東灘区と最低の長田区で2.28倍の開き。内陸・郊外の北区・西区・垂水区は面積が大きく坪単価が低く、中心部の東灘・灘・中央は面積が小さく坪単価が高い。
    4,380円(東灘区 総額P50)164.5円(東灘区 坪単価P50)4,298円(灘区 総額P50)179.5円(灘区 坪単価P50)4,000円(中央区 総額P50)155.2円(中央区 坪単価P50)2,888円(兵庫区 総額P50)117.1円(兵庫区 坪単価P50)2,874円(須磨区 総額P50)63.1円(須磨区 坪単価P50)2,700円(西区 総額P50)53.4円(西区 坪単価P50)2,486円(垂水区 総額P50)61.1円(垂水区 坪単価P50)2,300円(北区 総額P50)38.9円(北区 坪単価P50)1,924円(長田区 総額P50)69.2円(長田区 坪単価P50)2.28倍(東灘区/長田区 比)N=524 / 灘区366 / 中央区131 / 兵庫区288 / 須磨区573 / 西区966 / 垂水区1,010 / 北区1,216 / 長田区461

    条件: 9区別・宅地(土地と建物)・坪単価はtsubo_price

inner-outer

  • #3中心5区と周辺4区の二極構造神戸市9区は中心5区(東灘・灘・中央・兵庫・長田)と周辺4区(北・西・須磨・垂水)で構造が二極化する。中心5区は総額中央値3,493万円・坪単価133.3万円/坪・面積80m²・築年21年。周辺4区は総額2,499万円・坪単価49.3万円/坪・面積155m²・築年26年。総額差は+39.8%だが、坪単価差は2.7倍、面積は周辺4区が1.94倍広い。総額が近いように見えても、中心部は「狭い土地・高い単価」、周辺部は「広い土地・安い単価」と正反対の構造。
    3,493円(中心5区 総額P50)133.3円(中心5区 坪単価P50)80(中心5区 面積P50)21(中心5区 築年P50)2,499円(周辺4区 総額P50)49.3円(周辺4区 坪単価P50)155(周辺4区 面積P50)26(周辺4区 築年P50)+39.8%(中心5区/周辺4区 総額差)2.7倍(中心5区/周辺4区 坪単価比)N=1,770 / 周辺4区3,765

    条件: 中心5区=東灘・灘・中央・兵庫・長田/周辺4区=北・西・須磨・垂水

age-band

  • #4築年帯別総額・坪単価築年が進むほど総額中央値は下落する。築0-10年は3,725万円(坪単価106.7万円/坪・N=1,700)、築11-20年で2,999万円(67.4万円/坪・N=732)、築21-30年で2,458万円(59.7万円/坪・N=1,268)、築31年超は1,361万円(31.0万円/坪・N=1,835)。築0-10年から築31年超への総額下落率は-63.5%、坪単価下落率は-71.0%。築31年超が全体の33.2%を占め戸建てストックの厚い帯、築0-10年は30.7%で近年の供給も堅調。
    3,725円(築0-10年 総額P50)106.7円(築0-10年 坪単価P50)2,999円(築11-20年 総額P50)67.4円(築11-20年 坪単価P50)2,458円(築21-30年 総額P50)59.7円(築21-30年 坪単価P50)1,361円(築31年超 総額P50)31円(築31年超 坪単価P50)-63.5%(築0-10年→31年超 総額下落率)-71%(築0-10年→31年超 坪単価下落率)N=1,700 / 築11-20年732 / 築21-30年1,268 / 築31年超1,835

    条件: 築年帯は (成約年 - 建築年) で定義。坪単価集計は tsubo_price>0 の行

decade

  • #5建築年代別分布神戸市戸建ての建築年代別シェアは、1990年代築が1,293件(23.4%)で最大。次いで2020年代築1,268件(22.9%)、1980年代築809件(14.6%)、2000年代築789件(14.3%)、2010年代築637件(11.5%)、1970年代築531件(9.6%)、1960年代以前208件(3.8%)。1990年代と2020年代がほぼ並び2大ピーク。1970年代以前の築40年超候補は13.4%(739件)。2020年代の急増は西神・学園都市・北区等のニュータウン開発と建て替え需要を反映。
    1,268(2020年代築 件数)+22.9%(2020年代築 シェア)3,800円(2020年代築 総額P50)1,293(1990年代築 件数)+23.4%(1990年代築 シェア)2,300円(1990年代築 総額P50)809(1980年代築 件数)+14.6%(1980年代築 シェア)1,666円(1980年代築 総額P50)789(2000年代築 件数)+14.3%(2000年代築 シェア)637(2010年代築 件数)+11.5%(2010年代築 シェア)739(1970年代以前 合計件数)+13.4%(1970年代以前 合計シェア)N=5,535

    条件: 建築年を10年単位の年代で集計

area-band

  • #6面積帯別総額戸建て特有の構造として、土地面積帯別の総額中央値はほぼ揺がない。100m²未満は2,582万円(面積中央値66.0m²・N=1,764)、100-150m²は2,788万円(116.8m²・N=1,484)、150-200m²は2,800万円(173.4m²・N=1,140)、200m²超は2,829万円(230.0m²・N=1,147)。最大の200m²超と最小の100m²未満で総額差は+9.6%しかない。広い戸建ては郊外・土地単価の安い地域に多く、狭い戸建ては中心部・単価の高い地域に集中するため、広さが変わっても総額が揃う。坪単価で見て初めて立地の差が読める。
    2,582円(100m²未満 総額P50)66(100m²未満 面積P50)2,788円(100-150m² 総額P50)116.8(100-150m² 面積P50)2,800円(150-200m² 総額P50)173.4(150-200m² 面積P50)2,829円(200m²超 総額P50)230(200m²超 面積P50)+9.6%(200m²超/100m²未満 総額差)N=1,764 / 100-150m²1,484 / 150-200m²1,140 / 200m²超1,147

    条件: 面積帯は area_sq_m で定義・area_sq_m>0 の行

station

  • #7駅別相場と沿線傾向件数上位20駅(N>=20)で沿線ごとの傾向が読める。山手(阪急・JR)沿いは高く、御影(阪急)が5,200万円(築18年・N=89)、六甲4,500万円(築15年・N=124)、王子公園4,000万円(築16年・N=99)。地下鉄西神・山手線は学園都市3,800万円(築11年・N=142)・西神南4,000万円(築22年・N=89)・西神中央3,200万円(築32年・N=321)で、ニュータウンの新しさが価格を支える。JR山陽沿いは垂水2,300万円(N=365)・明石2,200万円(N=181)・舞子2,500万円(N=128)で海寄りの手頃な水準。神鉄北側は鈴蘭台1,600万円(築29年・N=163)・塩屋1,600万円(築36年・N=78)と築が進み安価。
    5,200円(御影(阪急) 総額P50)4,500円(六甲 総額P50)4,000円(王子公園 総額P50)4,000円(西神南 総額P50)3,800円(学園都市 総額P50)3,200円(西神中央 総額P50)2,500円(舞子 総額P50)2,300円(垂水 総額P50)2,200円(明石 総額P50)1,600円(鈴蘭台 総額P50)1,600円(塩屋(兵庫) 総額P50)11(学園都市 築年P50)32(西神中央 築年P50)36(塩屋(兵庫) 築年P50)N=89 / 六甲124 / 王子公園99 / 西神南89 / 学園都市142 / 西神中央321 / 垂水365 / 明石181 / 舞子128 / 鈴蘭台163 / 塩屋(兵庫)78

    条件: 駅別・N>=20・station_name非NULL

yearly

  • #8年次推移 2021-2025神戸市戸建ての総額中央値は2021年2,609万円(N=917)→2022年2,783万円(N=942)→2023年2,713万円(N=1,036)→2024年2,700万円(N=1,079)→2025年2,861万円(N=1,561)。2021年から2024年で+3.5%とほぼ横ばい、2021年から2025年で+9.7%。2022年に一旦上がった後2023-2024年に小康状態、2025年に再び上昇。築年中央値は2021年21年から2024年26年へ古くなり、2025年は24年に戻る。2025年は件数が多く公表ラグや報告偏りの影響があるため、トレンド判断は2021-2024年を主軸とするのが安全。
    2,609円(2021年 総額P50)2,783円(2022年 総額P50)2,713円(2023年 総額P50)2,700円(2024年 総額P50)2,861円(2025年 総額P50)+3.5%(2021→2024 上昇率)+9.7%(2021→2025 上昇率)21(2021年 築年P50)26(2024年 築年P50)24(2025年 築年P50)N=917 / 2022年942 / 2023年1,036 / 2024年1,079 / 2025年1,561

    条件: 成約価格情報・宅地(土地と建物)

compare-region

  • #9神戸市と兵庫県内他地域の比較兵庫県内で戸建て総額中央値を比べると、神戸市9区の2,742万円(坪単価62.3万円/坪・N=5,535)は阪神と播磨の中間に位置する。阪神4市(芦屋・西宮・宝塚・伊丹)は3,607万円(96.8万円/坪・N=3,226)で神戸市の1.31倍、播磨3市(姫路・加古川・高砂)は1,653万円(35.6万円/坪・N=2,453)で神戸市の0.60倍。尼崎市は2,877万円(111.0万円/坪・N=1,546)で神戸市に近い。個別市では芦屋市5,878万円が最高、高砂市1,176万円が最低。神戸市は県央の中心都市として坪単価で阪神に次ぎ播磨を上回る水準。
    3,607円(阪神4市 総額P50)96.8円(阪神4市 坪単価P50)2,742円(神戸市9区 総額P50)62.3円(神戸市9区 坪単価P50)1,653円(播磨3市 総額P50)35.6円(播磨3市 坪単価P50)2,877円(尼崎市 総額P50)111円(尼崎市 坪単価P50)5,878円(芦屋市 総額P50)1,176円(高砂市 総額P50)1.31倍(阪神4市/神戸市 比)0.6倍(播磨3市/神戸市 比)N=5,535 / 阪神4市3,226 / 播磨3市2,453 / 尼崎市1,546

    条件: 兵庫県内・宅地(土地と建物)・成約価格情報・建築年≤成約年

structure

  • #10建物構造別神戸市戸建ての建物構造は木造が4,561件(82.4%)で大半。軽量鉄骨造654件(11.8%)・鉄骨造142件(2.6%)・RC109件(2.0%)。木造の総額中央値は2,740万円(築21年)、軽量鉄骨造は2,752万円(築28年)で総額は近いが鉄骨系は築が進む傾向。RCは2,200万円(築44年)と築の進んだ団地系ストックが中心。
    4,561(木造 件数)+82.4%(木造 シェア)2,740円(木造 総額P50)654(軽量鉄骨造 件数)2,752円(軽量鉄骨造 総額P50)109(RC 件数)2,200円(RC 総額P50)N=5,471

    条件: 構造別・structure非NULL

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データ出典・集計条件

データ期間:
2021年 Q12025年 Q4
更新日:
2026-07-23
出典SQL:
SELECT city_name, APPROX_QUANTILE(total_price,0.5) AS p50, APPROX_QUANTILE(tsubo_price,0.5) AS p50t, APPROX_QUANTILE(area_sq_m,0.5) AS p50a, COUNT(*) AS n FROM tx WHERE prefecture_name='兵庫県' AND city_name LIKE '神戸市%' AND type='宅地(土地と建物)' AND price_category='成約価格情報' AND total_price>0 AND building_year<=year GROUP BY city_name ORDER BY p50 DESC
集計条件:
  • 出典: 国土交通省 不動産取引価格情報・成約価格情報(実際の成約ベース・REINS週次公表)
  • 対象地域: 兵庫県 神戸市9区(東灘・灘・中央・兵庫・北・長田・須磨・垂水・西区)
  • 種別: 宅地(土地と建物)=一戸建て。建物と土地のセット価格
  • total_priceがNULLまたは0の行は除外。建築年が成約年より未来のレコードは除外
  • 坪単価は tsubo_price 列(1坪=3.30578m²)、m²単価は unit_price 列を使用。坪単価・m²単価は総額の補助指標
  • 期間: 2021年Q1〜2025年Q4
  • 中央値(median)を使用。平均値(mean)には言及しない