売る・手放す分析レポート更新日: 2026-08-12

空き家を持ち続けるといくら損する? 保有コストの分岐点

空き家を持ち続ける損を、固定資産税・管理費・交通費・相場変動の前提に分けて計算します。説明例では年間58万円、相場横ばいなら25年が分岐点です。

4行で結論

空き家 持ち続ける 損

  1. 答え:説明例では、25年目に累積保有損が現在の売却手取り1,400万円を上回ります。
  2. 例:固定資産税10万円+管理費36万円+交通費12万円=年58万円、相場下落率0%です。
  3. 母数・前提:1件の説明用シナリオで、地域平均や将来予測ではありません。賃貸収入・突発修繕・譲渡税は含みません。
  4. 方法:2026年8月12日確認。地域相場は国土交通省の最新公表成約データをN付きで使い、N<30は先に注意します。

説明例では、現在の売却手取り1,400万円、年間保有費58万円、相場横ばいなら、25年目に累積保有損が現在の売却手取りを上回ります。

観測期間
制度・計算方法の確認日 2026年8月12日
根拠データ
—件
集計方法
価格比較

25年は全国平均でも売却期限でもなく、入力を変えれば結果も変わります。

集計条件・限界・未確認項目を見る

集計条件

  • 累積保有損は、年間現金支出×年数+現在手取り−残存価値で計算します。
  • 現在手取り1,400万円、固定資産税10万円、管理費36万円、交通費12万円、相場下落率0%を置いています。
  • 相場下落率は予測ではなく利用者が変更するシナリオで、既定値は横ばい0%です。
  • 地域成約データを使う場合は物件種別と期間をそろえ、件数Nを同じ回答内に表示します。

この結果から言えないこと

  • 賃貸収入、ローン、突発修繕、譲渡所得税、利用予定など個別事情を含みません。
  • 過去の成約価格推移は将来の価格変動を保証しません。
  • 個別物件の現在の売却手取りは、所在地・建物・権利・販売条件をそろえた査定前には不明です。
  • 将来の管理費、災害修繕、売却時期は確定できません。

空き家を持ち続けると、いくら損する?

答え:説明例として、今売った手取りが1,400万円、固定資産税・管理費・交通費が年58万円、相場変動を横ばい0%と置くと、25年目に累積保有費が現在の売却手取りを上回ります。 ただし25年は全国平均でも予測でもありません。自分の税額、管理方法、往復費、現在の成約相場を入れ替えるための比較例です。

比較する項目 説明例の前提
今売る場合の手取り 1,400万円
固定資産税 年10万円
管理・点検・草刈り等 年36万円
遠方からの交通費 年12万円
将来の相場下落率 0%(横ばい)
累積保有損が1,400万円を超える年 25年目

母数・前提

この表の母数は1件の説明用シナリオで、地域の取引標本ではありません。累積保有損は「毎年の現金支出+現在価格から失われた価値」と定義し、賃貸収入、突発修繕、ローン残高、譲渡税、売却までに得られる便益は含めていません。地域相場を接続するときは成約件数Nを必ず併記し、Nが30件未満なら「少数標本で振れやすい」ことを数字より先に示します。

方法と更新時点

計算式と制度条件は2026年8月12日に確認しました。地域相場を使う場合は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の四半期更新される成約価格情報を使い、過去実績と将来シナリオを混ぜません。相場下落率の既定値は0%で、過去の変化率をそのまま未来の予測とは扱いません。

現在の市区町村別集計は地域・物件種別・期間ごとの成約件数と中央値を持ちますが、個々の取引が空き家かどうかを識別できません。そのため、地域の戸建て中央値をそのまま「この空き家の売却手取り」に置かず、所在地・面積・築年などをそろえた査定値を売却側へ入力します。地域実績は将来の上下率を決める答えではなく、前提を点検するための別表示です。

あなたの数字で試す

保有コスト分岐シミュレーター

今売った場合の手取りと、毎年の費用を入力すると、累積保有損が手取りを上回る年を計算します。

100万円5,000万円

② 毎年の費用(万円/年)

年間の現金支出:58 万円

計算結果

年間の現金支出は580,000、累積保有損が今の手取りを上回るのは25年目です。

  • 10年後

    累積 580万円

  • 20年後

    累積 1,160万円

  • 30年後

    累積 1,740万円(手取り超過)

  • 40年後

    累積 2,320万円(手取り超過)

この計算は説明のための比較です。全国平均でも将来予測でもなく、賃貸収入・突発修繕・譲渡税・売却タイミングの便益は含みません。下落率は予測ではなく、あなたが置くシナリオです。

見えない損を四つに分ける

第一は固定資産税です。住宅用地特例が続く土地でも、家屋分と土地分の通知額を毎年支払います。管理不全空家等または特定空家等について市区町村から勧告を受けると、土地の住宅用地特例から外れる可能性があります。詳しい条件は特定空家と固定資産税の記事で確認できます。

第二は管理費です。換気、通水、郵便物の確認、草木の手入れ、台風や大雪後の確認を自分で行っても、移動時間と交通費はゼロではありません。遠方なら、自主管理・家族分担・管理委託の比較へ分けて考えます。

第三は修繕の先送りです。雨漏りや給排水の故障を放置すれば、売る前の補修範囲が広がる場合があります。将来額を一律に置かず、現況写真と見積書を保存し、発生した費用だけを計算へ追加します。

第四は売却手取りの変化です。古家のまま売るか、解体して土地として売るかで、売却額だけでなく解体費と売れるまでの税負担が変わります。古家付き土地と更地の手取り比較では差額を同じ円単位で比較します。

分岐点は「売る期限」ではない

分岐点が25年だから24年は保有してよい、という意味ではありません。共有者の合意、家財、境界、接道、建物の安全性、相続税・譲渡所得税など、金額以外の条件で早い対応が必要なことがあります。逆に、近い将来に利用予定があり、管理体制と費用負担を決められるなら、売却だけが答えでもありません。

相続した空き家なら、一定要件を満たす譲渡の特別控除が手取りに影響します。相続空き家の3,000万円特別控除は「売値から3,000万円もらえる制度」ではなく、譲渡所得からの控除です。期限と建築時期などを先に確認します。

次の判断

  1. 固定資産税の納税通知書から土地分・家屋分を分ける。
  2. 直近12か月の管理費と交通費を領収書から合計する。
  3. 地域・物件種別をそろえた成約相場を確認し、件数Nを記録する。
  4. 相場下落率0%で一度計算し、次に自分が検討したい前提だけを変える。
  5. 分岐後の選択肢は売れない空き家の出口で整理する。

このクラスタの入口は空き家を売る・手放すです。個別の売却可能額を確認する段階では、汎用例の1,400万円を使い続けず、/assessで物件条件をそろえてください。

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」、国土交通省「不動産情報ライブラリ」「空き家対策特設サイト」。制度・ページ確認日2026年8月12日。この記事は個別査定・税務助言ではありません。

確認リスト

次の判断チェックリスト

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記事の「次の判断」を、今から確認できる形にしました。順番にチェックを進めてください。

チェックはこの場限りで保存されません。紙のメモや家族との共有にも使ってください。

この記事の前提と根拠

検証済みファクト・集計方法・出典を確認する

このレポートの要点

  • 説明用の保有損益シナリオ0%

    現在の売却手取り1,400万円、固定資産税10万円、管理費36万円、交通費12万円、相場変動0%という説明用前提では、年間保有費58万円が累積し、25年目に累積保有損が現在の売却手取りを上回る。

  • 全国+13.8%

    総務省統計局の2023年住宅・土地統計調査では、全国の空き家は900万2千戸、空き家率は13.8%。賃貸・売却用および二次的住宅を除く空き家は385万6千戸。

    N=9,002,000

検証済みファクト

answer

  • #1説明用の保有損益シナリオ現在の売却手取り1,400万円、固定資産税10万円、管理費36万円、交通費12万円、相場変動0%という説明用前提では、年間保有費58万円が累積し、25年目に累積保有損が現在の売却手取りを上回る。
    1,400円(現在の売却手取り(仮定))58円(年間保有費(仮定))25(損益分岐年(仮定))0%(相場下落率(既定前提))

    条件: 累積保有損=年間保有費×経過年数+現在手取り−同じ下落率が続いた場合の残存価値。売却費用・賃貸収入・修繕突発費は含めない

national-context

  • #2全国総務省統計局の2023年住宅・土地統計調査では、全国の空き家は900万2千戸、空き家率は13.8%。賃貸・売却用および二次的住宅を除く空き家は385万6千戸。
    9,002,000(空き家数)+13.8%(空き家率)3,856,000(賃貸・売却用等を除く空き家)N=9,002,000

    条件: 総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査、2023年10月1日時点

データ出典・集計条件

国土交通省 不動産情報ライブラリを確認
データ期間:
2023年 Q12026年 Q1
更新日:
2026-08-12
出典SQL:
not-applicable: illustrative decision model and official national statistics
集計条件:
  • 確認日: 2026-08-12。制度情報は国土交通省・総務省統計局の一次情報で確認
  • 損益分岐の数値は地域平均ではなく、売却手取り1,400万円・年間保有費58万円・相場横ばいを置いた説明用シナリオ
  • 将来の相場変動は予測せず、0%を既定の可変前提として扱う
  • 地域成約データを接続する場合はNを表示し、N<30では数字より先に少数標本の注意を表示する

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この記事の前提は汎用の説明例です。ご自身の物件条件をそろえて、 成約データの観点から相場を確認できます。

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